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ショルダーさん

「遅刻遅刻~!」
 交差点を曲がろうとすると、そんな声が聞こえてきた。
 やれやれ、またパン咥え遅刻少女か。僕は射精した。
 僕はアヴォイドスキル・レベル17の男。その気になれば、運命の出会いどころか音速旅客機すらかわせる。
 交差点を曲がった瞬間、目標を視認し右側に軽くステップを踏み込む。
 少し溜めてから体重を左に移動し、右足を大きく左に持っていく、必殺『クロス・オーバー・ステップ』……!
 今日の僕も絶好調で、避けられないものなどない……はずだった。
 紙一重で避けたと思った刹那、甘美な衝撃が身体を突き抜けた。
「バカな……ショルダーを合わせてきただとッ!」
 女のショルダータックルによって僕の身体は遥か後方へと吹っ飛んでいた。内臓へのダメージと同時に鼻をつくフローラルの香り。
 チガウ……今までのパン咥え遅刻少女とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを駆け巡った……
 「この避けられない肩幅の広さ……もしかして!」
 女が、倒れた僕に手を差し伸べてきた。
 「ご、ごめんなさい! 私ったら、不注意で……」
 後光が射していて顔はよく見えなかったが、この声は、間違い無く声優の名塚佳織その人であった。
 「あの、すみません、もう授業始まっちゃうので……本当にごめんなさい!」
 彼女は僕を起こしたあと、足早に去って行ったが、
 彼女が右脇に抱えているのは僕が通う大学のクラッチバッグだった。
 僕の夏が、始まった。
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