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魔法少年マジカルベル

「うっわぁ~、急がないと遅刻しちゃうよ!」

「はじめましまし☆
ぼきゅはこの物語のマスコットキャラクター(♀)、『チャールズ・ウィンディア・C・グレイ』です!ふうちゃんって呼んでです☆
ああ、ついでに説明しておくと、冒頭で食パンをくわえながら断末魔を発していた彼は神尾 鈴(かみお りん)。17歳、童顔で女顔で華奢な男子高校生ですぅ!
クラス内でのヒエラルキーは平均より下!ちょっと浮いちゃってる可哀想な男の子です!
実を言うとぼきゅは、この世界を恐怖のどん底に陥れようと魔界からやってきた正真正銘のキ○ガイ野郎、『マッドサイエンティスト・ドラクロア』からこの世界を守る戦士を見つける為に天界から派遣された天使なのですぅ!
そしてそのドラクロアを倒すためについに見つけ出したのが彼、リン君です。リン君はドラクロアの生み出したアンドロイドたちと変身して戦う『魔法少年マジカルベル』なのですぅ!」

「はあ、はあ…ふぅ、なんとか間に合ったよ」
リンは校門前でへばっていた。
家から学校まではさして遠くもないのだが、女性のように体が細く体力の無い彼にはなかなかキツい距離だった。
「まったく情けないですぅ。そんなんじゃこの世界の平和もいつまで続くかあやしいものですよ」
語尾にですを付けるバスケットボールのような形と大きさをしていて、白い毛が全身を覆いふさふさしている猫目の生き物がリンの鞄の中から語りかける。
「常に浮かんでいて歩くことのない畜生には、この疲れはわからないんだよぅ」
「ぼきゅは畜生じゃないです!それに浮かんでいるのだって結構体力使うのですよ。」
畜生もとい天使と他愛の無いやり取りをしていると、突然周りがざわめきはじめた。
「あ、ああ!あれは!」
リンが叫ぶ。
皆が注目する先に居たのは…
「才色兼備、容姿端麗、ミスコン1位、お嫁さんにしたい人アンケート最上位、男子のイケない妄想に使われる率No.1、etc...
存在そのものが美しいといっても過言ではない、美の化身、生徒会長『白銀 冬子』さんじゃないかぁ!!」
リンは感動のあまり、とても説明的な台詞を吐いた。
「皆様、ご機嫌うるわしゅう」
ズオオオ…!
「ぐああ!」
「どふっ!」
「いやん!」
「ぐえっ!」
彼女の挨拶は周囲5メートルにBフィールド(Beautiful Feeld)を張り巡らせ、その力場が衝撃波となり、近くにいた人間を吹き飛ばしていた。彼女の美しさはもはや凶器であった。
そうして多くの人の注目を浴びながら校舎に入っていく。
「いいなあ…僕も会長みたいな素敵な女性とお話してみたいなあ…」
リンはぽつりと呟く。
「大丈夫です。シンデレラという童話では、家の中で虐められていた少女が王子さまと結婚するです。クラスで番長グループにパシられているリンもきっと素敵な誰かに拾ってもらえるです!」
「はぅぅぅ…」
凹んだらしい。
予鈴のチャイムが鳴ったので、リンたちも教室へ急いだ。

昼休み。
(会長かぁ…僕なんかじゃ無理だよな…せめて同じクラスだったら話できるかもしれないのになあ…はぅぅ…)
身の程を知らないことを考えながらため息をついていた。
と、ロボットのような硬い動きでこちらに向かって歩いてくる女子がいる。
「ちょっと面貸しな」
リンの目の前に来ると、相手に顔も合わせずに彼女は言った。
長いスカートにロングのストレートの黒い髪の毛。
彼女こそがこの学校の女番長、『川澄 綾』であった。

裏庭に連れて行かれたリンは、壁を背にじっと立っていた。
(はぅぅ…同じ女の子でも川澄さんと冬子さんじゃ大違いだよ…)
川澄も美形ではあったが、彼女からは冬子の醸し出す気品というものがまったく感じられなかった。
川澄にはこのところ2日連続で呼び出されており、2日連続でスティックロールパンを買いに行かされていたのだ。何故わざわざ裏庭でパシリを頼むのかはわからないが。体面を気にしているのだろうか。
「いいか…よく聞けよ」
顔を近づけて話し始める。
川澄の頬が少し紅く染まっていた。
「はい…またスティックロールパンですか?」
「違う!今日は違うんだ…」
真剣な顔をして続ける。
「あたしは、お前の事が、す、す、すき…」
ゴクリ、とお互い、唾を飲んだ。
「すきやきパン買ってきてくれ!!」
「すきやきパン!?」
言った直後、川澄はまたやってしまったという風にその場にうずくまって落ち込んでいた。
しかし、果たしてそんな物が近くのコンビニに売っていたであろうか。
何にしても、逆らうわけにはいかない。リンが取りあえずコンビニへ向かおうとした、次の瞬間。
「お待ちなさい!」

「冬子さん!?」
突如現れた白銀冬子に対してリンは驚きの声をあげる。
「なんだてめえは!」
川澄の威嚇に動じることなく、冬子は答えた。
「そのような恐喝行為、生徒会長として、見過ごすわけには参りません!」
正に、生徒会長の鏡である。
場は一触即発、睨み合いが続いていた…が、突然、火災報知器のベルが鳴った。
「会長!」
息をきらしながら生徒会の腕章を付けた青年が飛び出してくる。
「何事!?」
「化け物が校庭で暴れています!!」
「何ですって!?」
冬子は急いで校庭へと駆けていき、川澄もこちらのことを気にしていたが「こうしちゃいられねえ!」と校庭へ向かった。
「リン君!ドラクロアのアンドロイドです!」
いつの間にか来ていたふうが声をかける。
「うん、変身だ!」
そういうとリンは懐から魔法のステッキを取り出しました。
「マジカルコーリング~ベルベルリン☆」
そう叫ぶと、一瞬裸になったリンくんの体に虹色のリボンが纏わりつき、リボンはたちまち純白フリフリドレスに変わった。頭には大きめの赤いリボン、靴下はもちろんニーソックスだった。
「はぅぅ…やっぱりちょっと恥ずかしいよぉ…僕、男の子なのに…」
「ごちゃごちゃ言うんじゃないです!女の子用の衣装を用意してたのに、女の子が誰も戦士になってくれなかったんだから仕方ないです!さあ行くです!」
しかし女顔が幸いしてよく似合っている。
マジカルベルに変身したリンも急いで化け物がいる校庭へと向かった。

「ああ、あいつです!!」
暴れていた化け物は、ネコミミとメイド服、ツインテールに束ねた触手、しかし鬼のような顔をしているアンドロイドであった。むぎむぎにょにょにょにははあははーうにゅよぉんなのー、と低い声で呻いている。
「………」
絶句した。
周りの人間も固まって動かない。
「あれは、ヲタクたちの歪んだ妄想をドラクロアが具現化したアンドロイドです…」
「早急に抹殺しなければならないね!」
リンは魔法のステッキを牙○のように構えて化け物と向かい合った。

TO BE CONTINUE...

1ヶ月くらい前に書いたテキスト↑を掘り出してみた。
当時の僕は
>「はぅぅ…やっぱりちょっと恥ずかしいよぉ…僕、男の子なのに…」
この一言が書きたかったんでしょうね。
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